猟奇歌　夢野久作歌集　（中公文庫　ゆ8-1）

発売日： 2025年03月24日頃

著者／編集： 夢野久作(著)

レーベル： 中公文庫

出版社： 中央公論新社

発行形態： 文庫

ページ数： 304p

ISBN： 9784122076372

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内容紹介（出版社より）

美しくおぞましい調べが生み出す、得も言われぬ酩酊感。目眩がするほど薄暗い欲動の数々に、私はただ圧倒されていた。

〈幻惑の三十一文字はひたひたと悪夢のようにあなたを侵す〉

ーー梨（ホラー作家）

「猟奇歌」には、笑いと戦慄がつきまとっている。

ーー寺山修司

＊＊＊

故郷・福岡で、のちに代表作となる幻魔怪奇探偵小説『ドグラ・マグラ』を執筆する合間ーー夢野久作が手帳に綴り、雑誌に発表した短歌連作「猟奇歌」。

発表以来、独自の言語感覚で静かに読者を魅了し続けてきたその本篇と、関連作品を初めてまとめた文庫オリジナル。

短歌史上、最も闇に満ちた一冊がここに。

〈巻末エッセイ〉寺山修司

＊＊＊

何故に

草の芽生えは光りを慕ひ

心の芽生えは闇を恋ふのか

わが胸に邪悪の森あり

時折りに

啄木鳥の来てたゝきやまずも

——

优美又骇人的旋律，催生出难以言喻的沉醉感。面对那些令人目眩的、在幽暗中蠢动的欲望，我只剩下被彻底压倒的无力。

〈幻惑的三十一个文字，如噩梦般层层漫溢，将你侵蚀〉

—— 梨（恐怖作家）

“猎奇歌” 自始至终都纠缠着笑意与战栗。

—— 寺山修司

＊＊＊

在故乡福冈，创作日后成为其代表作的幻魔怪奇侦探小说《脑髓地狱》的间隙 —— 梦野久作曾在笔记本中书写、并在杂志上发表的短歌连作 “猎奇歌”。

这部文库原创合集，将自发表以来，便以独特的语言质感悄然吸引读者的 “猎奇歌” 正文，及相关作品汇编成册。

短歌史上，满溢黑暗色彩的一册，于此诞生。

〈卷末随笔〉寺山修司

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为何

草之萌芽向往光

心之萌芽却眷恋暗

我心深处有片邪恶之森

偶尔

啄木鸟也会前来却总也啄不尽

本书个别图文内容表述不太恰当之处，已做轻微处理，不影响整体阅读，请知悉