题 目：雲母唐長：文様レターブック / Kira Karacho：Patterned Stationery Book / 云母唐长：图案文具书

作 者：雲母唐長

出 版：青幻舍，2020

装 帧：平装，216页

尺 寸：21.3*13.8 cm

As the successors to an artisanal studio founded in 1624 in Kyoto, Kira Karacho are specialists in karakami, a traditional craft made by adding designs and decorations to washi, or Japanese handmade paper. Akihiko Toto, a leading figure in the field, and Aiko Senda, who began creating karakami cards as a teenager, together present a special collection of this traditional paper. Toto has developed karakami into a fine art form with his unique printing techniques, while Sendas distinct colour sensibility contributes to her dedication to its enrichment and appreciation. The book consists of 96 sample pieces of stationary with 30 different patterns and colour schemes.

寛永元年(1624)年創業、約400年つづく唐紙屋を継承する雲母唐長。

「唐紙」の文様は、一点ずつ丁寧に手摺でこしらえられ、平和や吉祥への思いが込められています。

京都で連綿と受け継がれてきた伝統的な文様を、雲母唐長を主宰するトトアキヒコ氏?千田愛子氏の監修のもと、

贅沢なレターブックに。贈ってうれしい、眺めてうつくしいレターブックです。

(「はじめに」より引用)

「文様」には、祈りの風景が在ります。表層的な「デザイン」ではありません。

そこには、人々の祈りや願いが込められ、神さまが潜んでいます。(トトアキヒコ)

唐紙は、平安時代に伝わった文字を書く為の料紙が起源です。

文様と色で彩られた料紙が人間の大切な思いや願いを言葉と共に運んだのです。

文様により運ばれた言葉は、誰かが誰かに宛てたものだけに留まりませんでした。

雲母摺の唐紙に書き記された古今和歌集や三十六歌仙は、

平安時代から千年の時をこえて今なお私たちの目の前に煌めく美として存在しています。